最低でも2つの場所で保存しておく
写真データを保存するときには、1つの保存場所だけに頼るのはとても危険です。例えば、撮りためた写真をパソコン内のハードディスクだけに保存しておいたら、そのハードディスクが壊れてしまったらデータは消えてしまいます。そうなる前に、いくつかに分けてコピーを作っておくと安心です。ハードディスクの寿命は3年ほどといわれており、衝撃に弱いのでいつ壊れてしまうかわかりません。DVD-Rなどの光媒体は、比較的寿命が長めで安価に手に入るので、ハードディスクの予備としてデータを保存しておくことができます。また、USBメモリに保存しておく方法もありますが、定期的にパソコンに接続し通電しておかないとデータが消えてしまうことがあるので注意が必要です。
クラウドサービス利用はセキュリティを万全に
写真データを保存する際の保険として、クラウドサービスを利用する人も増えています。クラウドサービスは、データを記録媒体に残すのではなく、インターネット上で預けることができるものです。ログインすれば、いつでもどこでもデータを閲覧することができます。便利な反面、IDやパスワードの管理は慎重に行う必要があります。それさえあれば、本人ではなくてもデータを使用することができてしまうのです。また、閲覧するPCやスマホのセキュリティが万全でないと、意図せず情報が漏れてしまうことがあります。また、クラウドサービスの中には、SNSのような公開機能がついているものがあるので注意が必要です。公開設定を確認せずに写真データをアップロードしてしまうと、人に見られたくない写真を世界に公開してしまう場合があります。個人情報が特定されることもありますので、セキュリティと公開設定は確認してから使用しましょう。